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モーリス・ド・ブラマンク展(損保ジャパン東郷青児美術館)マティスに引き続き,フォービズムの巨匠 嵐を予感させる重い空や白い絵の具を大胆に塗った雪,この独特の画風を確立するまでの変遷をたどっている。 花の絵が何点が展示されていた。これまでブラマンクの花の絵は見た記憶がなかったが,大胆なタッチで花々を生き生き表現しどれもとてもすばらしい。 ブラマンクは若いとき競輪や競艇の選手をしていて賞金もかなり稼げるくらい強かったそうだ。もちろん初めて知った。それにヴァイオリン奏者としても生計を立てていたという。その風貌といい,大きな体といい,いろいろな顔を持った怪物という人物像を想像してしまう。 いずれにしてもかなりタフな人だったようで,タッチや色彩も晩年になるほど枯れるどころかますます激しくなっていくのは面白い。競輪選手ということでスピード狂らしく風景も疾走しているような感覚をうけるものがある。自動車もガンガンとばしたそうだ。 ただ,見た瞬間に強い緊張感を与え,ちょっと尋常でないというか,エキセントリックな感じがする。そんなところがゴッホに似ているなと思っていたが,実際,一番影響を受けた画家だそうだ。もちろん,そこがブラマンクの魅力なのであろうが,私はスピードはちょっと苦手なので,晩年の風景画には正直なところ拒絶反応を感じた。
by oono164935
| 2008-05-05 20:30
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